広島県造園建設業協会

認定資格制度について
国家資格
造園施工管理技士
造園工事などを請け負う場合、業者は施工計画の作成や、現場の作業工程・資材品質・安全面などの管理を的確に行うことができる管理者の配置を、義務づけられています。国土交通省が認定する資格として技士(1,2級)が設けられています。
造園施工管理技士の資格を持つ者は造園業者に優遇されるケースが多く、また、環境保護が叫ばれる現代社会においてますます注目度の高まる資格といえます。
造園施工管理技士の資格は1級と2級に分かれます。その区別は下記の通りです。
1級
営業所ごとに置かなければならない専任の技術者や工事現場ごとに置かなければならない主任技術者、監理技術者となることができます。また、公園や緑地、遊園地などの造園工事の施工計画を作成し、現場の工程管理、資材等の品質管理、作業の安全管理等の業務を行います。
2級
建設業法による一般建設業の営業所における専任技術者や、工事現場における主任技術者となることができます。また、公園や緑地、遊園地などの造園工事の施工計画を作成し、現場の工程管理、資材等の品質管理、安全管理等の業務を行います。


造園技能士
造園技能士は、一般のご家庭の庭づくりや維持管理ばかりでなく、大規模な公共工事では現場に参加することが義務づけられるなど、その高い技能は社会において広く必要とされています。国土交通省が認定する資格として技能士(1〜3級)が設けられています。
緑に包まれた環境を創作し、守り、育てるために必要な知識や技術が造園技能であり、その技術をマスターしたのが造園技能士といえるでしょう。
造園技能士の資格は1〜3級に分かれ、試験で問われる知識・技能も異なります。その詳細は下記の通りです。
1級
作業試験: 指定された区画内で竹垣製作、つくばい敷設、飛び石・延段敷設及び景石配置と植栽を行う。
要素試験: 樹木の枝の部分を見て、その樹種名を判定する。
2級
作業試験: 指定された区画内で四ツ目垣製作、飛び石・敷石敷設、低木植栽及び支柱取付け作業を行う。
要素試験: 樹木の枝の部分を見て、その樹種名を判定する。
3級
作業試験: 指定された区画内に竹垣製作、縁石敷設及び敷石敷設を行う。
要素試験: 樹木の枝の部分を見て、その樹種名の判定について行う。


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