2007年12月13日 宮岡 屋上緑化のすすめ

緑化は失われた自然の回復のはじまりです。美しい景観を形成し、うるおいとやすらぎのある快適なまちづくりに重要な役割を果たします。 　また、ヒートアイランド現象の緩和、大気の浄化、雨水の浸透など、人々の生活において多様な役割も担っています。 　このため、今ある緑を守り育て、失われた緑を少しでも多く回復していくことが必要です。　　　 　ただ市街地の地上部分には新たな緑化余地がなく、現在以上に緑を増やすことが困難なケースもままあります。 　屋上緑化はそんな現代環境において緑を増やすための救世主といえます。     屋上緑化にはさまざまな効果が期待できます。 ●ビルの省エネルギー等 　 屋上緑化や壁面緑化には、ビルの外壁に設ける断熱材と同じ断熱効果や紫外線等による建築物の劣化防止効果があり、ビルの空調等の省エネやビルの長寿命化が期待できます。　 ●大気浄化 　 緑には、ＮＯx 等を吸収したり、酸素を供給するなど大気の浄化機能があります。 屋上緑化で市街地に緑を増やすことによりその効果は高まります。また二酸化炭素の吸収量の増加により地球温暖化対策への貢献も期待できます。 ●自然性の回復 　 屋上緑化によって緑を増やすことにより、景観の向上、日常的な緑とのふれあい、鳥や昆虫を呼び戻すことによる自然性の回復等の効果が高まります。     　広島県造園建設業協会では、建築物の屋上やベランダ等を緑化する「屋上緑化」の施工において多くの実績がございます。 　屋上緑化について興味・関心のおありの方は、ぜひ一度協会の方へお問い合わせください。実績に基づいたアドバイスやご相談に応じることも可能です。

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